『TEA FOR TWO 二人でお茶を (再演)/ 世界エイズデーシアター さん』

あー…またこの始まりをしなければなりませんね…

大変!大ッ変ッ!ご無沙汰しております、「わたし」です。

今年の夏は、しばし観劇をお休みすることにいたしまして、

映画を観たり、テレビドラマを観たり、なんぞしておりました…!

 

そろそろまた観劇行きたいなぁ…どんな作品があるのかなぁ…

などと、めちゃくちゃのんびりしてたところに、

不意打ちの如く飛び出してきた『再演』の文字……

 

『TEA FOR TWO 二人でお茶を』再演!?!?????

まってまって、演者さん前回と全く同じ?!?!????

 

……ひぇッ!!って、リアルに声が出た。

チケット予約がすでに開始されてたので、光の速さで予約した!即断即決!

 初演を観劇して「わたし」が石油王だったらあと100回は観劇してた絶対、

…とかなんとか考えてたくらい最高すぎる作品だって、「わたし」知ってるもん…!

もう一度、出会えるチャンスがあるって、凄いがスゴすぎて、本当にすごい!(語彙力) 

 

改めまして、『TEA FOR TWO 二人でお茶を』再演!!!

とてもとても、おめでとうございます!!!!!そして!

本当の本当の本当に、ありがとうございますッッ!!!!

 

いよいよ迎えた、10月6日(日)13時!公演最終回!

昨年と同じ会場!迷わない!「わたし」の足取りに迷いがない!勇み足!

正直、モタモタしてあまり余裕なく家を出たんですけど、

余裕ある感じで会場に到着できたので…まじ良かった…ハラハラした… 

 

昨年、『TEA FOR TWO 二人でお茶を』を観劇させていただいてる「わたし」

およそ1年ほどが経っており、細かい演出などは記憶の彼方ではありましたが、

印象的だった場面はなんとなく覚えてるものですね…!エッえらいー!(?)

はじまりのパンツ、電話でのカミングアウト、美しい背中、プロポーズ……

 

お話の内容を、はちゃめちゃ簡潔にまとめさせていただくと、

「2人の男性が過ごした25年間の物語」になります。

ずっと憧れてたイケメン先輩にフラれた男と、年1回の出張に来た妻子持ちの男、

最初の出会いから、5年ごとに場面が展開されて、25年目を迎えるまで…

 

はじまりのパンツ、は、やっぱりどうしたって印象的すぎました^^

事後から始まり、記憶消失、指輪の紛失、からの、記憶戻って、もう1回!

あまりにも完璧すぎる…文句なしの満点ですありがとうございます…最高…

ごみ箱の中に眠ってた形跡までしっかり確認するの、めちゃリアルーー!!

なにより、2人の言葉合戦がとてもとても息ピッタリで、

ぎこちない空気感も、緊迫した状況も、なし崩しの甘い雰囲気も、たまらんです!!

 

 ……ここから始まる、1年に1度の逢瀬。

 

5年後。5周年のお祝いをする2人。

手作りケーキが失敗して、代わりの、ジンギスカン!!ジンギスカン!!

電話越しに繰り広げられる算数のお勉強!好きーーーー!!!!!

りんご1つ食べておなかいっぱいになっちゃう息子めためた可愛い~~~!!

ママにりんごあげたあと、パパの心配してくれる息子めためた愛おしい~!!

電話のこちら側もあちら側も、そのどちらに対しても後ろめたさがあるはずで、

部屋の中を好き勝手ウロウロしつつ抱き着いてくる相手を好きにさせながら、

電話に話しかける優しい声音が、パパーーーーッッ!!!!だったの!最高!

早く帰ってきてとおねだりする息子に良心を抉られて早く帰ろうとしたり、

5年前フラれたはずの先輩と付き合えることになった、と告白したり…

んもう、ひと悶着が濃ゆい……ジンギスカン食べたくなりました…

 

さらに5年後。

ペ ア ル ッ ク !を見た瞬間…ひっそり、きた、と身構えましたね…

前回この場面で、めためたにボロ泣きしたことを忘れられるはずもなく!

1年前に別れたイケメン先輩と2人が遭遇したことで、夜の予定が変わって、

母親に掛けた連絡の電話で、売り言葉に買い言葉してカミングアウトする回…

「男の人が好き」という些細な一言で、重く、暗く、心の内に影を落とす息子に、

電話の向こうの母親は、どんな言葉を掛けたんだろう……

息子から母親に向けられた「ごめん」という言葉の重さを、

きっと「わたし」が正確に理解する日は、一生かかっても来ないと思う。

それにしても、夜中の寿司は業が深すぎるし、なにより、

噂のイケメン先輩!モデルの仕事もしているらしい噂のイケメン先輩!

2人が揃ってイケメンだと言う噂の先輩、「わたし」気になりますーー!!

 

さらにさらに5年後。

風邪っぴき!vsドラァグクイーン!(戦ってない)

ハッ!!!とね、なりましたよ。当然。美しい背中の回!!!!! 

風邪ひいて具合悪い上、妻に浮気を疑われて、踏んだり蹴ったりなところに、

ドレスを翻しながら颯爽と登場するドラァグクイーン!温度差がエグい!

厚底ハイヒールを履きこなしてるの控えめに言って凄すぎる……尊敬の念!

 

この場面、すごいすごい重要すぎる『HIV』のお話。

噂のイケメン先輩が陽性だった、という衝撃の事実!!!

2人はきっちり検査済みで、問題なし!という結果も出てるわけだけど…

うーん、正直なこと、言ってもいいですか???????

2人の会話、おおよそ9割くらいまるっと記憶が飛んでてですね…

絶対間違いなく大事なこと伝えてたはずなのに!!!それもこれも!

ドラァグクイーンの装飾を、一つ一つ、丁寧な仕草ではずしていくシーン!!

……靴を脱いで、ピアスを外し、ウィッグを脱いで、

ドレスのチャックを下すと露わになる美しい背中、そのままゆっくり脱ぎ捨てて…

 

お、しり!?!?!??OSHIRI???????お尻!!!!!!

 

めちゃくちゃ混乱したし、いや、めちゃくちゃ混乱したんですけど!??

こここここれ、昨年はキッチリと、おパンツさま…存在してたんですよ…ね?

最初の場面と同じおパンツさまだ!って、しっかりガン見した覚え…あ、

え、え?ある、よな……ある…ですよ…うーん?記憶力が鶏以下すぎたので、

昨年に書き残したものを読み返して確認したところ、ワタシ、確信シタヨ!

あの美しい背中のことしか書いてなかったから昨年は、パンツ、脱イデナイッ!

「わたし」のことは、わたしが誰よりイチバン理解してるので…たぶんな…

OSHIRIを拝見させていただいたら、絶対、間違いなく、文字にする自信ある!

 

 …うん…いや、だってこれ、OSHIRIさんに持ってかれる!全部!根こそぎ!

 

 さらにさらにさらに5年後。

インパクト強すぎるドラァグクイーンが、次の瞬間、スーツに変わってるの。

ズルくない?????これが、ギャップ、ってやつ?????わかる(わかる)

ホテルのおばちゃんも気軽に部屋の鍵を預けるほどの仲になっとる…ワォ…

そこに部屋に帰ってくる借主!ベロベロに酔ってて、最初の出会い再来!?

…などと思いきや、まさかまさかの離婚、そして失業!!カミングアウト強…

そしてそしてプロポーズ!!!!

ぴったりの指輪までしっかり用意して、「一緒に生きたい」という、

…どことなく願いのような祈りのような想いを上乗せで追い縋った結果、

 

「失わないために手に入れない」という返答。

 

……この解釈は、本当にたくさんあると思う。まさに十人十色!

わたしには「一緒に生きたい」という言葉が、逃げのように聞こえたし、

「失わないために手に入れない」という言葉が、励ましのように聞こえた…

1人では生きていく自信がないと嘆く相手に、自分は変わらずココに居る、と。

 

そして最後の5年後。

隣に並び立って、ホテルの部屋を見渡す2人の背中が印象的。

互いに笑い合って25年を振り返る会話が穏やかで感慨深すぎる…

イケメン先輩は体調崩してるみたいだけど元気そうだし、

離婚と同時に音信不通らしい息子は結婚して子供もいるという…ひぇ…

 

それぞれ互いに歩み続けている道が、1つに混ざることは無かったけれど、

2つの道がピタリと寄り添い合って先へ先へと続いている、そんな未来。

 

昨年の書き残してる備忘録にも書いてあったんですけど、同じこと言います!

部屋の中を追いかけっこする45歳と50歳、可愛いが過ぎません?????

広くはない部屋の中を笑顔で追いかけっこする2人が、幸せじゃない、とか、

……そんなこと絶対の絶対ありえないので!!!!!

 

最高のハッピーエンド!ありがとう!!!!!!!!!!!

たまらん!2人に幸あれーーーーーーーーーーー!!!!!

 

……サラッと書きましたけど、それでもめちゃめちゃ長くなったナァ…

すでに400字詰の原稿用紙10枚分は書いてるらしいです文字数…oh…

 

あともう少しだけ、お付き合いください^^

5年の間にあった情報が、気になるところ多すぎて追いつかないよね;;

2人の歴史をまとめた年表が欲しいし、2人が行ったお店聖地巡礼したいし、

何より、イケメン先輩と、妻と息子、それぞれのスピンオフが欲しい!!!!

小説…なんて贅沢は言わないので、箇条書きでも充分なので…見たいよぉ…

昨年の備忘録も全く同じこと書いた覚えあるけど、見たいものは見たいので!

「わたし」が石油王だったら、札束とかいう汚い権力を振りかざしてた…

 

あー!正直、今回いちばん嬉しかったお話、していいですか?します!!

そりゃあもちろん、再演いただけたことが本当にすごく嬉しかったし、

もう一度、こうして観劇できたことがスペシャルハッピーなんです!けど!

 

『TEA FOR TWO 二人でお茶を』DVD!!!!!!!!!!!!!!

 

もうもう!この一言に尽きます……

そりゃあもちのろんろん、ゲットさせていただきました^^当然^^

収録内容は、昨年に上演されたもの、とのこと!あの瞬間が甦りますよ!

もう手に入れることのできない1枚、とかなんとか…??

説明の中に、図書館に寄付、と聞いたような気がするのですけれども…?

いずれ、図書館で借りられるように…?なる??のかな?????

それならばもう早急に!!!是非とも!!!!お願いします!!!!!

 

控えめに言って、全人類の必修科目だから!!!とにかく見ろ!!!(強火)

 

アッついでに、1年前、観劇させていただいたときに書き残した備忘録です。

改めて読み返すと、勢いのまま好きを叫んでて、面白いですハハッ!

よろしければ、どうぞどうぞどうぞ~^^

enen-trzr.hatenadiary.com

 

あーーーーーー石油王になりてぇ…………(小声)

 

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さよなら平成こんにちは令和

大変!大ッ変!ご無沙汰しておりました「わたし」です。

令和も変わらず、更新したり消息不明になったりすると思いますが、

どうぞよろしくお願いします!ぼちぼち続けます!

 

とりあえずね、わたしのページを薄目に見たりなんぞいたしましたが、

最後に備忘録を書き残したのは2018年!!!!!!!!ううわ

新年を迎え、新元号を迎え、ツラツラと月日は流れるものなの…で…で…

 

 

おかげさまで、しっかりちゃっかり劇場へ足を運んではいるものの、

なんだかんだ備忘録に書くのを怠りましてございます;;

その案件につきましては、また別に書きたいので今度きちんと書くとして…

 

3月の終わり頃からずーーーーっと、ただひたすら本ばかり読み漁ってます^^

 

ここ何年も「本」と言えば読むのも買うのも漫画ばかりでしたが、

もともと活字大好きなので、久しぶりにどっっっぷりハマりました…

「わたし」今完全に活字に溺れてます最高ッッ!!!!!!!!

 

そして思い立ったが吉日…読書管理、はじめてみました…

 

booklog.jp

 

はじめた理由は、ただ一つ!感想を残したかった!から!!

当備忘録が爆誕した理由とたいしてなんも変わらんです。同じです。

 

読みたい本、読んでる本、読み終わった本、積んでる本、で進捗管理!すごい!

カテゴリやタグで分類できるから、本棚の整理にだって抜かりない!すごい!

読書グラフで年別月別の読書量が把握できる!モチベーション上がる!すごい!

 

せっかくなので「わたし」が活字に溺れた最初の1冊をおいときます^^

 

honto.jp

 

 

「わたし」の感想はブクログに書き残した通りなので、

今ここで言いたいことはひとつです^^

 

ミステリー好きさんはもちろん、ミステリーに興味がある方も、

まあ、つまるところ全人類!是非とも読んでくれーーーー!

 

次の更新からはまた、いつもの備忘録に戻ります!

 

.

 

 

 

『TEA FOR TWO 二人でお茶を』/ 世界エイズデーシアター さん

基本的にいつもいつでもオンリーでロンリーな1人観劇をしてる「わたし」です。

が!しかし!今回、初めてオトモダチを誘うなんぞさせていただきまして!

普段の1人観劇が…なんと!まさかの!3人観劇!すごい大所帯感!やったー!

 

…と、言うのも、今回観劇させていただいた作品『TEA FOR TWO 二人でお茶を』は、

エイズ予防啓発キャンペーンの1つとして上演される…という言い方が正しいのか…

はちゃめちゃ不安なんですけど、端的に言うと、入 場 無 料 !だったので、

今まで観劇したことないよ !っていう子でも誘いやすくて、すごく有難かった^^

 

そしてようやく、時は来た12月1日、13時!初めて行く劇場、パトス!

案内には、会場への行き方が分かりやすく書いてあって、

どんな方向音痴も絶対に迷わないであろう親切すぎる心遣い!沁みる!

当日は、雪が降ったり降らなかったりな不安定すぎる天気だったけど、会場内は暖かかった!

 

札幌市にあるホテルの302号室で、年に一度だけの逢瀬を重ねる男たちの25年間のお話。

 

どこまでも人間らしくありながら、限りなく現実を見続ける、あまりにも綺麗な物語だった…

それは目に見えるようなキラキラした「美しさ」とは違くて、なんというか…こう…

じんわりと肌で感じるような…物語が進んでいく中に存在する「完璧さ」に近いかな…

 

「同性が好き」という感性が理解されにくかった時代に出会った男たちが、

偶然か必然か…出会ったことで始まる2人の『名前が付けられない』関係性は、

25年間、変わることなく『名前が付けられない』まま続いていく…

 

んもーーーーーーーーー言葉にならない!!!!!爆発しそう!!!!!助けて!!!!!

 

考えれば考えるほど、日本語が遠くなってくもんね………日本語が来い…!

ただひとつ、しっくりくる言葉があるとすれば…最高すぎた!!!!!ってことかな^^

 

HIV」と「同性愛」、なんで???って、観劇する前まで率直に思ってたんだけど、

感染する可能性は性別関係なく誰にだってある…ということ…かなっていう勝手な自己解釈しつつ、

他人と繋いだ行為から感染を拡大させる脅威になる不安とか、検査ひとつで守れるものの大きさとか、

それが作中でサラッと…砂時計の落ちていく砂くらいサラサラした形で描かれてた…サラサラ…

 

ぶっちゃけ全部の場面が印象に残ってるんだけど、やっぱりどうしたって忘れられないのが、

自分の親に同性が好きであることをカミングアウトする場面………泣いてしまった…

 

「わたし」が観劇してきた作品の数なんて、まだまだ全然少ないけれど、

 滲む視界では何も見えなくなるから、どんなにグッ…ときても涙は我慢できてたのに、

もうもうもうダメ…感情まるごと持ってかれたもん…

 

「出会い」から始まって、また1つ「相手のことを知り」、ただ静かに「寄り添い合って」、

自分たちの関係がもたらす可能性と「向き合い」、互いにとって最善であろう「未来を選び」、

そして、なおも続く「名前のない関係」…はぁーーーーー好き…

 

たしかな情愛を向ける相手から、縋る想いで差し出された手を、

失いたくないからという理由で拒むのは、とてつもなく固い決意が必要だろうし、

逆に、縋りたかった相手に拒まれた手を引いてそのまま受け入れるのも、同じ…

 

2人で同じ道を進むことを選ぶ「一歩を踏み出す覚悟」より、

2人それぞれ別の道を進むことを選ぶ「一歩を踏み出さない覚悟」の方が、ずっと重く苦しい…

 

ほんともうもうもうもうスゲェ苦しい!!!!わたしが!!!!!苦しかった!!!!!!

 

たぶんきっと2人の関係は、名前が付いてしまった瞬間に「オワリ」って思う…

それは決して「スタート」ではない、どちらかというと「ゴール」のような「オワリ」かな…

…………まあ、それは全部、結果論かなって思わなくもないけど…

 

2人が手を繋いで同じ道を進むことを選んでいたら、どうなってたんだろう…?

…とか、べつに考えないことも無いけど、もしかしたら明るい未来ではなかったかもしれない…

いやでも未来なんだから明るかったかもしれないし…でもでもでも!なんてね!

 

結果的に、2人の未来はそれぞれ別の形で切り開けたし、

年に一度の逢瀬も、変わることなく続いてるし、文句なしのハッピーエンド!!!

だって、25年目の2人めちゃ笑ってた!!!!!ハッピーオブハッピー!!!!!

 

部屋に置かれたカップ…最初は1つしかなかったカップが、最後は2つになって…

お、おおお、おかーーーーーーーさーーーーーーーーんんんん!!!!!!!

最高の心遣いありがとう!!ホテルのお母さん、はちゃめちゃ良い仕事するーーー;;;;;

幕間で掃除に来るたびに、ちゃんと指差し確認してから去ってくの可愛かったナァァ;;;;;;

 

 「運命」は信じなくても自分の「運の良さ」は信じる、っていう…言葉…

どちらも数学的根拠は無いけど、ただの「巡り合わせ」ではなく、

自らが引き寄せたツキから生じた「確率論」って言い切ったの、カッコイイが過ぎる!!

 

 ホテルの部屋で追いかけっこする、2人のオジサン…そんなん…もう…もう…

無邪気が過ぎて可愛いが可愛いしてめっちゃ可愛いの大安売りだった!!!ありがとう!!!!!

 

…もうほんと何をどう言葉にしたらいいのか…「わたし」の日本語が来い…(2回目)

 

 

あっ!いやそうだそうだ、どーーーーしても言いたいことがあるんですけど!!

どーしても!言いたいから!言うんですけど!!!!!

 

2人が歩んだ25年間で、共に時間を過ごしたのは1ヶ月程度…つまりおよそ30日…

そのうち「わたし」が目撃したのは、2人の出会いも含めて6日程度…

 

足りなくない??????????????????

 

飛ばされてしまった空白の時間も詳しく教えて欲しい…箇条書きで良いから…(必死)

あとあと、

アゴが割れたモデル体型の先輩めっちゃ気になるし、早々に結婚して子供もいる息子の成長も気になる…

ぶっちゃけまじで、先輩の話と、奥さんと息子の話で、スピンオフできる!間違いない!!

 

はーーーーーーーあ…(深呼吸)

 

パンツ1枚の姿で登場した2人に動揺したし、とりあえずジンギスカンっていう道民に共感したし、

ペアルックまじペアルックで何なら先輩もペアルックだったという事実にテンションあがったし、

すごく真面目な会話を繰り広げる2人だけど風邪っぴきジャージ姿は「いいね」ボタン連打止まらない上、

まかさのハイヒールを颯爽と履きこなす姿は尊敬しかないのに背中の美しさで言葉を失った…oh…

あなたの隣に寄り添うときは飾ることのないありのままの姿で…ってことだよね…最高でした…

 

上演時間およそ100分…いやそんなん絶対嘘…まばたきした瞬間、えっあれっ終わって…?

…くらいの体感時間だった…信じられない…あっという間だったよ…んえええええ…

とはいえ、終演後はしっかりみっちりはちきれんばかりに胸は一杯だったし、

時計の表示を見たら100分以上経過してたから、「わたし」の体は100分の時を刻んでた…

 

すでに観劇してから1週間以上が経ってるんですけど、全然まったく色褪せない…

 

あまりにも今更感あるんですけど、TGR札幌劇場祭2018大賞、おめでとうございました!!

「わたし」なんて観劇させていただいただけの縁しかないけど、でもやっぱり、

自分が直接観劇できた作品が選ばれたのは、本当にすごくすごく嬉しいねえへへ^^

 

全人類、まじで観劇すべき作品でしょ…必修科目として履修してくれ…

 

.

『この夜が明けてくれるな』/ マイペース さん

やっぱりどうしたって観劇めちゃ愉しいもんで、どっぷり好きに溺れたもんで、

行きたい!って思ったたら、"行かない"っていう選択肢は無い自分にゲロ甘体質!

「わたし」の都合をなんか上手いこと公演スケジュール に寄せつつ合せつつ…

早い話が仕事帰りに真っ直ぐ向かえば万事解決オールオッケー!ってなことで、

まる1日くらい迷ったくせに、チケット予約する指先は早かった!速攻!

 

そして迎えた11月16日、20時!あいにくすぎる雨ニモマケナイ!

会場は、二度目ましての演劇専用劇場BLOCH!迷ウコトモナイ!!

 

自由席なので上手いこと空いてた、最後列の1つ前、真ん中寄りに腰を落ち着けて、

客席がジワジワ埋まっていくのを尻目に、ソワソワする気持ちを持て余す「わたし」

チケットの前売は完売!まだまだ客席は一杯になるよ!というスタッフさんの声に、

ひぇーーーって心の声が漏れちゃった「わたし」と、どよめく客席。ひぇーーー…

 

ソワソワしてた気持ちが、ソワッソワッになった頃…ソワワー…ソワワー…開 演 !

  

高校生の頃に経験した華々しい思い出を胸に成長した、大人になりきれない男たちの話。

ダラダラでグダグダな日常の中に、ファンタジーのような非日常が入り混じって、

そしていつもと少し違う日常に戻っていく…みたいな…成長、ではなく、変化、っていう印象。

 

面白かった!!!!!!!!!!!!あーーーーー面白かった!!!!!!!!!

 

セリフとして選ばれた言葉、発声される音の緩急、間の作り方までもが上手くハメこまれて、

なんかもう意図せず完全に笑いを引き摺りだされたみたいな感覚!ズルい!えーん最高!

 

 濃すぎる登場人物と、ポンポン繰り出される会話の応酬、そして、たべっこどうぶつ!

各種ダメを寄せ集めたみたいな成長を遂げた同級生3人と、限りなく普通に近く成長した同級生1人…

モグ太郎、サクライショーさんとヒロスエリョーコさん、組織に属する女、ストーカー会社員、弟、

パンツ…もとい大家さんの息子さん…………………

 

そして、初体験の記憶を100万円で買ってくれた謎すぎる不思議人形…

 

うひょーなるほどちゃっかり童貞は捨て去ってやがる…!って思ったのは内緒ね。

 記憶を換金できる人形…不思議というにはあまりにホラーだけど…!!!!! 

 

自分のため…というか金のために、色んな記憶を売りとばしまくってた彼が、

最後の最後、友達のために、大切な大切すぎる記憶を失くす…っていう…

それが彼なりの優しさだったと思うと…なんともグッとくる……けど、

なんやかんや結局それも彼の早とちりで、つまるところ記憶失くし損っていう、ね!

 

もうもうとにかく展開と言う展開がスゴイあっちこっち転がって…

二転三転というか大車輪!ってくらいすっっっごい転がったしオチも読めなかったけど、

それでもきちんと収まるところに収まって、"未来ある"大団円!だったの、すごく良かった!

 

 

明けてほしくない夜はあっても、やっぱりどうしたって明けない夜はない…

この夜が明けたとき、みんなが見た景色はどんなモノだったんだろう?

 

同級生4人の関係は、ほんの少しだけ在り方を変えて、

これからもダラダラとグダグダの日常が続く…のかな……続いてほしいなー… 

 たぶんきっと間違いなく、続いていく、と思ったり思わなかったり^^

 

とにかく気になる登場人物が、なんかもうとにかく多い!まとまらない!

 

「わたし」の癒し!もぐ太郎!

はちゃめちゃ可愛いし仕事も出来るし、それに見合う努力もする…

傍目に見ても、スゲーーーーーーーーーーイイ女!!

お菓子を食べる姿が小動物みたいで、とてもとても癒される…好き

彼氏の実印とか勝手に拝借しちゃうし、つい婚姻届も持ち歩いちゃう愛らしさ!

 あっ、えっ、こういう女性ありそう…!って、心が叫びましたね…!

 

「わたし」が惚れた!組織の女!

京都弁…はちゃめちゃ怖…かった、というか、雰囲気モリモリすぎて…モリ…

はんなり、の感じと、非道さ、の感じ…まさに姐さんんんっ!!だった!

間違いなく、誰よりもカッコイイ女だった…めっちゃついていきたい…!

ぽむぽむぷりん好きという愛らしさまで備えてるの、あまりに卑怯…好き…

 

「わたし」イチオシ!弟くん!!!!! 

お兄ちゃんに対して減らず口なクセに、お兄ちゃんを慕ってる感じ!ね!!

尖り気味なのに、尖りきれてない!!そんなんもーーーー可愛いでしょ!!

ダントツの可愛さだった!全人類、みんな微笑ましい気持ちになるでしょ^^

 

そしてそして…そして、

地味ーーーにスッッゴイ気になってた、上演終了後のショートコント!

いや、いやいやいやいや、面白いかよ!!最初の「ラジオ体操」から無理すぎた!!面白いかよ!!

踊らないぱひゅーむ、踊る男たち…椅子取りゲーム…どれもこれも面白かった!!

ホントもう、ただひたすらに笑い続けた時間…楽しかった!!!!!!!最アンド高!

 

 

んはー!最後に一言だけ、どうしても叫びたい…我慢できない…叫ぶね^^

 

大家さんの息子さん…可愛いパンツですねーーーーーーーーーーー!!!サンキュー!

 

『わんわんズのどん底』/ わんわんズ さん

大変ご無沙汰しております、「わたし」です。

札幌演劇シーズン2018(夏)が終わり、すっかり観劇から足が遠くなった…かと思いきや、

そんなことは全くなく…ほんのちょーーーっとタイミングが悪かっただけのこと。

おかげさまで今月から、また少しずつ観劇の世界に入り浸ってまいります^^

 

多少のブランク(?)もありながら、お久しぶりの観劇は『わんわんズのどん底』!

ソワソワしつつドキドキしつつで迎えた、11月10日(土) 13時!

初めて行く会場は常に迷子と隣り合わせで、妙な緊張感を抱えたけど、

全然まったく問題なくアッサリ辿り着いたコンカリーニョ!

スタッフさんの元気な声に導かれ、少しずつ埋まる自由席の中から、

センターより僅かばかり左の、どちらかというと後方の場所に座席確保ー!

 

開演までの10分くらいの時間を持て余しつつ、スマホを手に取ったところで、

突如として会場に響く声。スマホから視線を上げて見据えた先には、

ステージの上部の通路?を、重たそうな荷物を運ぶ労働者さんたちの姿。

 

は、はじまっ…は じ ま っ て い る…!!!??!?!

 

わたしが一人勝手に混乱をキメながら、慌ててスマホの電源を切ったところで、

ステージに労働者さんたちが登場…おっ?おおっ??

そして座席に案内されるお客さんを尻目に、そのままステージを横切るように退場…

 

お、おおおお、これちょっとでも道に迷ってたら間に合ってなかった。わかる。

いやほんと間に合ってよかったし、やっぱ何事も余裕を持ってないとダメ。わかる。

ようやっと気持ちを落ち着けたと思ったら、すでに世界は目の前に広がってた…

 

社会という現実の中でも、底辺の底辺、どん底で生活する人々のお話。

「愛情」も「憎悪」、「哀憐」「楽欲」「憧憬」、

色んな感情が交差する中にある「絶望」と「希望」を巡るような…お話でした。

 

くるくると目まぐるしく登場する個性的な人々。強すぎる個性で殴られる!

まじホントあまりにも目まぐるしくて、全然まったく処理しきれない…待ってほしい。

いや、待ってくれるわけないんですけど。名前…覚えきれな…ウッ…

 

どうにかこうにか頑張って、どん底の人間模様を把握するのに集中しつつ、

まず気づくのが、とりあえず乱闘!っていう、乱闘に乱闘を重ねて大乱闘!みたいなね?

すごい驚くくらい気軽に乱闘してくるから!しかも軽快なBGMを添えてくれる!最高!

 

いやいやホントマジのマジで、目が足りない。人間の目じゃ追いきれなかった!

 

さすがの「わたし」も人間やめることはできなくて…出来る限りの範囲で乱闘を見守る姿勢…

ステージの中央、その存在感を主張するように配置された大きいテーブルの活躍を見た!

人が座ったり、立ったり、踏み台だったり、えっと殴られた人が滑ってったり…?

なんかもう、えっえっえーっ!!だった。ちょっと「わたし」の語彙力じゃ説明できない。

 

そして「わたし」は気付いてしまった…いや、むしろ一目見た瞬間から気付いてた…

あーーーーーーーああああハチャメチャ美人いるー!!うわーーーーー!

運命の恋を語る女性…あまりに顔が良い…「わたし」の好みドンピシャぞ…

仕草の1つ1つはスゲェしなやかなのに、大股で歩く姿が荒っぽくて…SUKI…

 

物語の結末は、たぶんきっと間違いようなくハッピーエンドではない。

 でもだからといって、バッドエンドでもなかった…収まるとこに収まったって感じ!

夢を見る自由さと現実を生きる不自由さ、みたいな、その終着点、かもしれない…

"天命で産まれ、周りに生かされ、本能で生き抜いて、運命で死ぬ” 

仕立て屋さんが言ってた台詞、まさにそのもの!って思えてグッと来る…

 

なんかもう気づいたら終わってて、満腹感ありありでした!お腹いっぱい! 

 

んでもって、どうしても、どーーしても!書かねばならない!終われない!

幕間が…幕間っていうか、幕間なんですけど…とにかく面白すぎた!

あまりにも鮮烈すぎて、時間が経った今も全然忘れられないよ…!!

 

トマモルライダー!さんかくやまべぇ!

 札幌市の平和を守る人間、タナカ!

 

あまりにも…あまりにもだよ…思わず声に出して笑ってしまった…

会場の外に出て最初に「さんかくやまべぇ」と「トマモルライダー」検索して、

ちょっとニヤニヤしながら帰路についたりなんかして…やだもうホント忘れられない。

 

 トマモルライダーのキメポーズをする、さんかくやまべぇ…

 

まぶたの裏に焼き付いちまったぜ…正直すごいワケわからないけど、

もうとにかくすごい面白かった!!!!!!今でも笑える!!!!!

 

帰りに、演者さんたちが見送ってくれたんですけど…

終始「わたし」の瞳を惹きつけて止まなかった女性がね、まさかね、

ほんとそんな間近にさ、いるなんてさ、思わないさァ―…

「わたし」の勘違いじゃなければ、たぶんきっと間違いなく、

目が合ったような気がして、ほんともう気が気じゃない…聞いてない…ウッ…

目に余る不意打ちに心臓が飛び出るかと思った…けど、口はピタッと閉じたから…!偉い!

 

心のわたし「ひぇ…えっあっああ~~ととと、尊い~~(両手で顔を覆いながら天を仰ぐ)」